卵巣嚢腫摘出手術

47歳にして初めての手術は卵巣摘出の腹腔鏡下手術

手術日

睡眠導入剤エバミールの効き目は緩く
3時に目覚め、トイレへ。


7時 検温 血圧
朝食はなし 飲み水のみOK


8時 シャワー


10時 検温 血圧


夫が来てくれる


 ※よく皆さんがおっしゃっていた
 剃毛と下剤服用(浣腸)は、ありませんでした。
 あ、前日おへその確認はありましたが、
 3人出産してへその穴が広がりなくなっていた私は確認だけでクリア!


11時 術着に着替える&点滴のための針さす
(通常は手術台の配置上、邪魔にならない左の手の甲に刺すらしいのですが、
たたいても、ぎゅーっと握りしめても左の血管は細くて、右手にしてもらうことに)


12時過ぎ 看護士さんが呼びにきてくれ 歩いて手術室へ
(ちょうど仕事の電話がかかってきていた夫とは会話もなく、目配せでお別れ…
これが最後の別れにならなくて本当によかったわ~)


手術室入り口で、名前を述べ
担当看護士のお二人の紹介を受け 手術室へ


自分で台にあがり、寝転んで 天井を見上げる


・・・ん?・・・なんだろう 涙が出てきたよ・・・


「〇〇さん、大丈夫ですよ・・・」
という看護士さんの言葉と、頬の涙をぬぐってくれる温かい手の感触・・・



・・・また 涙が・・・


そこで記憶がなくなりました。

手術前検診から 入院 手術前日まで

2018/3/25
日曜日。手術に立ち会う夫と 手術説明を聞きに。
約45分間 先生から細かな説明があり、
左の卵巣の状況によっては 卵巣の摘出もあり得るということ
術中に何か異変があったり、他の病巣が発見されたりしたときは
夫に逐一報告と決断を得るけれど 
なにもなかったら手術が順調に進んでいるから心配しないでくださいね、と。


夫からは 術後の回復目安の質問。
「産後と同じだと考えてください。
見た目は元気そうでも思うように歩けない状態で、
だいたい1か月は家事などは家族で分担し、安静にさせてあげてください」
と言ってくださいました。


夫は、「良い先生で、安心した」と。


2018/04/02
とても良い病院だったのですが、一つだけ
手術前に涙したことがありました。


それは この 術前検診の日。


看護師長との細かな面談と、血液検査、心電図、レントゲン。
手術日からの設定で、この日しかダメだったようで、
この日を変更したら、手術日自体を変更しなくてはならないと言われ
泣く泣く受診しました。


実は、この日は 次男の高校の入学式でした。
遠く離れ、寮生活を送ることになった次男の入学式に参列できず、
悲しさと、わが身のふがいなさに泣きました。



2018/04/23
手術日前日。
朝は買い物に出かけ、一週間分の夫と娘の夕飯を作り、冷蔵庫へ。
のんびりお昼を食べて 15時に入院。
一人でコロコロ、キャスター付きカバンを転がしていきました。


一階の受付で手洗いとうがいをして、
採血、検温、血圧を計り3階の病室へ。
ここの病院はすべて 個室 です。


一通り院内を説明してもらって、ゆっくりしていたら
麻酔科の先生が来て下さり、手術の説明。
優しく丁寧に、きちんと話をしてくださる女の先生でした。


18時夕食
20時検温 血圧 明日の術着をもらう
21時からは絶食、水分はOK。


怖がり&寂しがり屋のため、一人では眠れません。
エバミール10をもらって寝ました。

手術日決定

手術を受けることを前提に探した 婦人科は
自宅から電車も使って 1時間ほど


プライバシーに配慮された とても清潔感のある病院でした。


これまでの状況を話して 内診を受け


先生は 2つの病院の診断を否定せず
「ホルモンの状態で大きくなっているのか、判断したい。
年明けの生理が終わったころにもう一度診せてください。
年末年始の捻転を起こすことは考えにくいけれど、少しでも痛みや、
おかしいなと思ったら、いつでも診ますから連絡してください。
大晦日でも正月でも僕はいますから、大丈夫ですよ」


と言ってくださって。その言葉にどれほど安堵したことか。


ネットで調べた病院ではあったけれど、もうこの先生に身を委ねよう、
と、夫にも報告をして、年末年始をすごしました。
もちろん、捻転を起こすこともなく。


2018/1月
年末に受けたMRIの結果をもらいに レディースクリニックへ
「手術を視野に入れた方がよいですね。このあたりだと・・・」
と病院をいくつか挙げてもらい、データをもらって診察を終えました。


2018/2月
年明け生理後に再診を といわれていたものの
2人の息子の センター試験と高校受験があって
ようやく 2月3日に MRIのデータをもって受診。


「卵巣嚢腫が約6cm。私があなたの家族なら 今の時点で手術を勧めます。」
という先生の言葉に、もう手術しかないのだと心が決まりました。



今から準備を始めて3週間後からの予約が取れる と言われたけれど、
息子たちの受験が終わって、
パートとはいえ保育士の行事が落ち着いて、
単身赴任中の夫が帰省するゴールデンウィーク前の
 4月24日に
手術をしてもらうことに。



3cmといわれてから半年もしないうちに、6cmになった嚢腫。
手術までさらに約3か月弱も放置するのは、正直不安でしたが、
バタバタと日が過ぎていきました。


受験を終えた二人の息子と、多感な中学生の娘に事情を話し、
職場にも、1か月の休みを快諾してもらいました。


このタイミングで
夫には 健康保険限度額適用認定証の申請を頼み
生命保険会社に書類を申請しました。


入院の準備も始めましたが、
病院で用意してくれるものがほとんどで、
新しいパジャマを二枚と、でっかいショーツを6枚買うくらいでした。つづく